樂美術館 秋季特別展 光悦と樂道入 二つの樂茶碗 二人の交友 9月12日(火)~11月26日(日) 来週の火曜日から京都の樂美術館で、光悦と樂家三代目道入(通称ノンコウ)二人の作陶活動と交友をテーマにした展覧会が始まります。 過去に開催された“光悦と宗達”“光悦と琳派”などというテーマの展覧会と比べると地味な印象を受けるかもしれませんが、私のような光悦茶碗好きにとっては長らく待ち望んでいた内容の展覧会であり、まさに樂美術館だからこそ実現できた好企画と言えるでしょう。 教科書的に言うと、本阿弥光悦という人はいわゆる琳派の祖として、陶芸だけではなく書や蒔絵でも日本の美術史にその名を残している人物です。 光悦をテーマにした展覧会を企画するとなると、やはりどうしても光悦とその周辺人物や作品を総花的に見せる内容になっていしまいがちです。 できるだけ多くの人に来て欲しいと企画する側としてはこれは当然の考え方ではあるのですが、 主に光悦茶碗に興味を持っている、見たい者からしてみると、ちょっと物足りなさを感じていたのも事実でした。 しかし今回は、光悦とその作陶活動に大きな役割を果たした樂家三代道入の作品に的を絞った展示となっているようですから、今から本当に楽しみです。 会期中に京都へは行けそうもありませんが、図録を購入して楽しもうと思っています。 もし行かれた方がいらしたら、様子を教えて下さると嬉しいです。
by otogoze
| 2006-09-07 01:28
| 美術館
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